悪徳鍵屋の見分け方

鍵のトラブルに関する作業(開錠や製作など)で法外な料金を請求する鍵屋がいるとは聞いた事があります。

この業界には定価というものが無く、値段設定も業者によって全然違います。高い鍵屋は安い鍵屋の倍以上という事も珍しくはありません。

ただ、この業界にも相場というものがございます。

まず、電話にて現場の詳細を伝えてハッキリした料金を確認しましょう。



業者によっては電話で「鍵開けが○○円です」と、

詳しい鍵の種類等は聞かずいきなり作業員を現場に出動させます。

いざ現場に作業員が到着すると鍵穴を見てこう言います


「これは防犯性が高い鍵だから壊さないと開かないね・・・」


と電話で言ってた料金よりずっと高額な料金を請求される事があります。

確かに最近は、防犯意識の高まりから防犯性の高い鍵が付いている扉が増えています。

ただ、普通の鍵屋であれば最初の電話の段階でお客様に鍵の詳細(形状・メーカー等)を分かる範囲で確認し、どのような鍵が付いているか確かめるはずです。

そうする事で事前に作業内容・料金等をハッキリと出す事が可能です。



車・バイクの開錠・鍵の製作の依頼の場合でも同じです。

「鍵の製作は○○円からになります。現場でバイクの鍵穴の種類によって料金は変動します」と電話で言われた場合

現場での見積りは電話で聞いた値段よりおそらく上がるでしょう。

通常の鍵屋であれば、キーの形状・車種・年式等が分かれば電話の段階でハッキリとした値段は出せます。

このような業者は電話で出来るだけ安く伝えて1人でも多くの作業員を何も知らないお客様のもとに出動させる為に、上手い言い回しを使ってとにかく作業員を現場へ出張させます。

お客様としては現場に作業員が来る事によって、高額な見積を提示されても心理的に断りにくくなります。中には断る方もいるでしょうが、大抵の場合は緊急の依頼が多いため「もうしんどい・疲れたからお願いします」となる事が多いでしょう。


業者の視点で見るとこれは営業テクニックだ!!

と言う人もいるかと思います。

しかし当店の考え方は違います。確かに売上げも良くなると思います。
バイクや車などの鍵トラブルはよく鍵屋に寄せられる依頼です。
本当はどんな鍵が付いているかは知っているのに現場まで行かないと
わからないふりをしているというのは、いかがなものかと思います。



確かに扉に付いている防犯性の高い鍵の場合は開錠料金も高くなります。正直な鍵屋さんは電話での見積で上記のような安いエサ(値段)でお客様を釣る悪徳業者に比べて高く感じるでしょう。

こんな事例は水のトラブルに緊急対応する業者にも多いようです。

皆様くれぐれも気を付けて下さい!!

依頼をする際の注意点

電話の段階で詳細を伝えてハッキリとした値段を出してもらいましょう。
もし電話に出た人間が何もわからない受付専門の方ならわかる人にかわってもらいましょう。わかる人が居ない場合は違う鍵屋さんに依頼した方が無難かも。


鍵の取付・交換などは現場の状態等でどうしても別途加工をしないといけない場合もあるので、値段を電話で出してもらう際にそうなった場合の上限の金額も聞いておくと良いでしょう。


バイク・車の鍵トラブルの依頼の場合は(メーカー・車種・年式・キーの形状)等を事前に調べて電話するとよいでしょう。


自宅の開錠の依頼の場合は(鍵穴に刻印されているメーカー・キーの形状・鍵を差し込む向き)などを事前に調べて電話するとよいでしょう。

上記のような対応を心がければ被害に遭う確立が間違いなく下がります。気になる事があれば電話の段階で遠慮せず確認するように心がけてください。